システムとツール

UK Government Logo
Socnet Logo
Traffic Logo
WWF Logo
  • IWTのデューディリジェンスとコントロールの実施に必要なツールをチームに提供しなければ、ポリシーと一連の手順は効果がありません。
  •  
  • 各ビジネスチームを支援するにあたり、チームがこれらの手順を実施するのに必要なシステムとツールには、どのようなものがあるでしょうか。
  •  
  • 必要なツールは、カスタムビルドの内部リソース(スプレッドシート、データベース、リスクマップ、カリキュレーターなど)と外部テクノロジーやプラットフォーム(顧客、サプライチェーン、スタッフのデューディリジェンスや、顧客による取引と支払いのモニタリングなどの支援を目的としたもの)の組み合わせで構成されます。
  • 顧客リスク評価:FATF勧告3に沿って、リスクベース・アプローチのもとデューディリジェンスを実施する必要があります。優れた顧客リスク評価戦略は、顧客のプロファイル、管轄区域、顧客が検討している金融商品、および顧客がこれらを受け取るチャネルの分析を含みます。
  •  
  • 顧客管理(Customer Due Diligence: CDD):すべての顧客、スタッフ、およびサプライヤーに対して、完全な金融犯罪チェック(重要な公的地位を有する者(Politically Exposed Persons、PEP)、制裁、有害メディア、および法的チェックなど)を完了することが重要です。リスクの高い顧客、もしくはPEPまたはコルレス銀行関係が存在する場合は、より厳格な顧客管理(Enhanced due diligence、EDD)を実施する必要があります。
  •  
  • 継続的なモニタリング:可能であれば、クライアント、スタッフ、およびサプライヤーの継続的なモニタリングを自動化して、プロファイルやビジネス活動の変更に起因する新しい金融犯罪リスクを把握します。
  •  
  • 支払い・制裁スクリーニング:制裁対象の個人または団体から支払いを受け取ったり、支払いを行ったりしないようにするためには、リアルタイムの支払い・制裁スクリーニングシステムが重要です。スクリーニングで完全一致がある場合は、マネー・ローンダリング報告担当者または適切な承認者によって確認されるまで、支払いを保留する必要があります。
  •  
  • 取引モニタリングとは、特定のビジネスプロファイルに関連する一連のレッドフラグ指標、キーワード検索、および閾値に対して主要な傾向と行動パターンを分析して、過去の疑わしいアクティビティを特定する方法です。
  •  
  • 貿易取引に便乗したマネー・ローンダリング(Trade-Based Money Laundering、TBML):リスク評価で特定のTBMLリスクを特定した場合は、港湾や船舶、他の該当する貿易主体をスクリーニングするためのシステムを検討しても良いでしょう。
  • 顧客管理(CDD)は、すべてのクライアントに加えて、第三者サプライヤー、投資家、投資に対しても実施する。
  •  
  • 自組織の通常の事業活動の性質とリスクプロファイルに応じた閾値で、システムをプロファイルする。
  •  
  • 既存のテクノロジーで検出ロジックを構成する。IWTの検出における有効性と効率を最適化するために、既存のAML/CFTテクノロジーのテスト、調整、最適化、および継続的なモニタリングが確実に実行されるようにする。
  •  
  • 新しいRegTech(規制技術)ソリューションから、金融機関によるIWTコントロールの実装を支援するために特別に構築されたソリューションの導入を検討する
  •  
  • 取引モニタリングのシステムは、IWT固有のキーワード検索とレッドフラグ指標を組み込んで開発する。
  •  
  • メディアで押収が報じられるなどのIWTの事象が発生した場合、内部システムをチェックし、関係者との関連がないことを確認する。
  •  
  • IWTが特定された場合は、組織はその当事者に対してネットワーク分析を実施して、犯罪チェーン内のリンクをさらに特定することが推奨されます。
Illegal Wildlife Trade Toolkit (3)

© Copyright 2024 Themis International Services Limited. All rights reserved.


Company Number: 11733141 | VAT Number: GB331815225